new year card

新年あけましておめでとうございます。

昨年の年賀のごあいさつで「今年は変化の年にします」と宣言したのですが、そんなに激変にはなりませんでした。今年こそは!

みなさんにとって、実り多くたくさんの喜びで満ちる一年になりますよう。
今年もどうぞよろしくお願いします。

Wishing you all a fruitful and joyful year of 2013.
At the last year resolution I said that ‘this year is going to be the year of change!’ – well, it started but not really dramatically changes.  This year will be!

レンゾ・ピアノのZentrum Paul Kleeで、建築をその場所に一体化させるために施されていたディテールについて書きます。

I am writing about the details at the Zentrum Paul Klee again, the details to make the architecture integrated into its landscape.

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Zentrum Paul Kleeに向かって歩いていくと、住宅街から美術館の敷地に入ったかな?というあたりから、アプローチの両側に小さな花の咲いた草地が広がります。

よく見ると、雑草に混じってゼラニウムの一種の可憐な紫の花が咲いていたり、薄いピンクのれんげの花があったりして、その繊細な植物の選択とカラー・スキームに「ただの野原ではないな、、」という印象を持ち始めます。

美術館の入り口近くまで来ると、通路の床のコンクリートが不思議な表情を見せていることに気付きました。


近寄ってみると、それは錆びた細い針金みたいなものです。コンクリートを流し込んだ時に、テラッツォの材料のような他の小石やガラスのかけらと一緒に針金を混ぜ、表面を洗い出したものが、時間を経て錆びて茶色くなっている。

この細やかなディテールは、ガラスと鉄とコンクリートで出来たアプローチを優しい表情に変え、背後に植えられたCopper Beech(葉がさび茶色のブナ)と心地よく馴染ませています。

この写真は、建物内部からまわりの植栽を見たところです。構造をつないでいる金属のパイプに、よい感じの苔が育ちはじめている。

こうやって建物のすぐ近くに植物を繁茂させるためには、基礎周りの土の厚みをしっかりとり、土壌を改善したり、水はけや建築素材そのものから流れ出る化学物質に配慮したりと、通常の設計以上のたくさんのケアがなされているはずです。

この美しい美術館がこうやって年月を経て土地に馴染むためには、たくさんの人たちが知恵をしぼり、手間をかけているのだと実感しました。

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When you approach to this museum from South East residential area, you would notice little flowers blooming on the both side of footpath.  They look like weeds – but if you pay attention, they are carefully chosen little gems, such as light purple geraniums.

Then just before the entrance door, there is a subtle detail of concrete floor with little brown lines – it seems wire wools were mixed together with Terrazzo materials into concrete when the bridge was made, then after years the wire are rust.  This texture is harmonious with the Copper Beech tree behind of the bridge, as well as to the impression I gained from the meadow around the building.

The last picture is taken from inside of the building, looking down Bamboo bush and moss-covered metal tube between structures.  To achieve this green growth, the project team had to take care of many unusual matters – thick and rich soil around the building foundation, drainage plan and not to pollute the soil by chemical substance washed away from the architectural materials…

Yes, this harmonious museum was made with great care for the passion and has been taken care by people to succeed the passion.  Great job.

レンゾ・ピアノの建築で 2005年に完成したこの美術館「Zentrum Paul Klee」は、どうやらほんとうに土地の中に埋もれようとしているようです。半分は地下にある展示室は、自然光がたっぷり入る気持ちの良い大空間でした。

こんな風に、建築家のコンセプトがしっかりと受け継がれ、丁寧に植物がメンテナンスされている様子を見るのは、素晴らしい。建築は、出来上がった時に完成するのではなく、時間をかけてその土地と馴染み、使う人から愛されてはじめてその神髄が理解されるのだなと思いました。

コンセプトがはっきりわかる建築模型。ほかに、スケッチや構造体のディテール模型、壁のおさまりの部分試作など、さまざまなプロセスも展示されています。

完成から7年が経ち、勝手に育つ木々もあるだろうけれど、雑草を刈ったりふさわしい草木を選び残すといった丁寧なメンテナンスがされているのは明らかです。

ウェーブの山部分は吹き抜けの大空間で、展示室への入り口とショップ、カフェなどがあります。端の「小さい山」の下は図書室とセルフサービスのカフェ。日本語の書籍もたくさん集められた、充実のコレクションと遠くひらけた眺めで、「丸一日でも、2日間でも楽しめそう、、」と思う場所。

うしろ髪を引かれながら、バス停のある側の出口(上の模型で左はし)を出て振り返った写真です。何年か後にふたたび訪れたら、きっともっと土地と一体になっているのだろうな。

I visited Zentrum Paul Klee in Bern – the museum has been kept really well according to the Renzo Piano’s concept, which is harmoniously submerging into its surroundings.  The architecture was completed in 2005.  7 years on is nicer than my first visit shortly after the opening.  I think the true success of architecture need to be judged after the building is blended into the environment, accepted by the local people and running organization.

This museum is a gem for me – it is receiving sincere and sympathetic maintenance by gardeners, who chosen what to keep between structure and make the building more blended in to the ground.


ここまでのブログを掲載していたホストのdesign-hugが8月31日で閉じることになったため、以前に書いたものをここに集めて『huggable – 抱きしめたくなる』と名付けました。

どうぞよろしくお願いします。

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I have written as one of bloggers for ‘design-hug’ blog since 2008.  The hosting website is closing at the end of August – so, I have moved all the contents here in my new blog – huggable.

ロンドン中心部にお買いものに行って、あるビルの入り口の床材を張り直しているところを発見。色付きの陶土を小さなタイルにしたもので、約150年ぐらい前のヴィクトリア時代に流行した様式です。ビルが建てられた年代に併せ、復元しているもよう。

小さめのタイルを均一な目地幅を残して綺麗にレイアウトするのは職人技ですが、今でもその技術が残され使われているのが素晴らしい。

下の写真は改築中の別のビルで、もともとあった木製の手すりを一度外し、掃除と修復を施して元の壁に戻したところです。こういう修復は、新しいものを取り付けるよりも手間ひまがかかって施工コストも工期もかさみますが、それを受け入れて建物の歴史を新しい内装に残すことに決めた施主の意識の高さに拍手をおくります。

I respect people to pay a little more to retain a memory of a place – they help to succeed arts by fabricators and builders, too.

The two top picture are from an Victorian building in central London, where the floor is restored with original method of mosaic tiles.  The above picture is a handrail, which was taken down once to be cleaned and restored, then put back to the original wall after the whole staircase was refurbished.

お気に入りのカフェで、野菜プレート(小)とパンを食べる。カトラリーはDavid Mellorの’Café’シリーズ。でもこのカフェ、近ごろとっても混んでいて、並ばないと座れないこともあるのです。なので、場所はひ、み、つ!

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My favourite Veg Plate ( small ) with bread at my favourite cafe in central London.  It is getting really busy these days and I have to queue up to sit down sometime.