これ、誰がデザインしたの?

先日21_21 Design Sightの前庭ですれ違って立ち話をした、古い知り合いのデザイン・ジャーナリストの方から、メールが届きました。

excite.ismの中で彼女がもう一人のライターと共同で書いている、「デザインの現場」のオフィシャルブログ「これ、誰がデザインしたの?」にて、9月にLondon Design Festicalで展示した屋根瓦を載せた鳥小屋をレポートしてくれていたとのこと。読みました。先月このブログでも紹介した鳥小屋ですが、かなり地味な展示だったので、ちゃんと発見されていたのが嬉しいです。

そして、前後のデザイン系イベントのレポートを読むと、いくつか見慣れたものが出ていてちょっと可笑しくなったのでここで報告します。

まずは、 London Design Festicalの続きで街中の展示を見る途中で彼女が発見したヘンなものたち。「以下、これ誰がデザインしたの?と問いたいもの。」とありますが、掲載写真の2枚目(ダサいシャンプーのパッケージ)と5枚目(場所をとる宝くじの陳列台)は、ほぼ間違いなくわたしの隣人の仕事です。スタジオの隣に住んでいて毎日出勤していく隣人はパッケージデザイン事務所を主宰していて、わたしよりも高いデザイン料をチャージして、これらの「なぜ??」というデザインをクライアントに提供しています。頼む方のセンスを疑ってしまうこういうバブルでオールド・ファッションなものをしっかり笑ってくれているこの記事は小気味よいなぁ。

それから今月始めまでやっていた東京でのデザイン・イベントに関する記事で、7枚目に載っている赤い屋根の鳥小屋の写真は、ロンドンにスタジオを持つバルセロナ出身の友人、ロジャー・アーグヮーの作品です。以前に住んでいたアパートでねずみに悩まされた経験からデザインしたMousetrapsなど、ユーモアたっぷりの作品が特徴です。今回、東京でいくつかのオープニングに一緒に行ったので「彼氏?」と何度か聞かれたのですが、聞かなかったけどもしかして?と思った人に、ちがいまーす、友人でーす!とここにお断りしておきます。スタジオが近いのでよくランチを一緒にしたり、材料と鍋をモールトンの荷台にくくりつけて運んで、わたしのスタジオでパエリアを作ってくれたりする友人です。

ロンドンは(他のどこの都市も同じだと思うけれど)こんなふうに、年齢や職業に関係なく、「うん、うん、そうだよね。」と共感をおぼえるタイプの仕事をする人と「どーして、こんな?」と思うような仕事をする人とが混在し、それぞれが毎日いい匂いをさせたり(隣人もなかなかの料理上手で、週末はよくローストの匂いがします)、冗談を言ったり、洗濯物を干したり、ハーブを育てたりして楽しく暮らしている街です。きっと、世界中がそんな感じなんだよね。

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